【自作360円/100g】チャーシューのコストを徹底検証|スーパー・外食との違いは?

チャーシュー 料理

チャーシューのコスト検証

お店で買うよりお得?手作りチャーシューのコスト検証

ラーメンのトッピングとしても、そのままおかずとしても大人気の「チャーシュー」
週末に仕込んでおけば、食卓がちょっと豪華になる一品ですよね。

でも、ふとこんな疑問を持ったことはありませんか?
「チャーシューって、自分で作った方が安いの?」

お店やスーパーで買うと結構いいお値段…。
「だったら自炊すればお得に、しかもたっぷり食べられるんじゃない?」と思う方も多いはず。

そこで今回は、実際にチャーシューを手作りして、材料費+光熱費を計算
さらに市販品の価格と比較して、自炊チャーシューは本当にお得なのか?を検証してみました!

チャーシューのコストを算出!

使用した材料とその費用

チャーシューの材料費(5食分)

材料分量元の容量・価格使用量の材料費
豚バラ750g200円 / 100g1,500円
にんにく1/2 玉149円 / 3個24.8円
長ネギ青い部分 (1/5本)145円 / 1本29円
しょうが20g311円 / 100g62.2円
砂糖大さじ2 (約18g)332円 / 1kg6.0円
しょうゆ100 ml321円 / 1L32.1円
料理酒100 ml257円 / 1L25.7円
みりん100 ml328円 / 1L32.8円
オイスターソース大さじ1 (約19g)721円 / 255g53.7円
味の素5振り (約1g)559円 / 70g8.0円
1000 mL0.2円 /L(仮)0.2円

材料費合計:1,774.5円

調理にかかった時間と光熱費

プロパンガスの費用も計算に入れます。

1時間あたりのガス代

  • 弱火:約8円
  • 中火:約34円
  • 強火:約60円

(地域差や供給業者によって異なりますが、一般的な費用で計算しています。)

調理手順
  1. 豚バラに焼き目を付ける
チャーシュー01

鍋に豚バラ肉を入れ、中火で約5分ほど焼き、軽く焼き色を付けます。

チャーシュー02

  1. 調味料を加える
チャーシュー03

鍋に薬味(にんにく・ねぎ・しょうが)を入れ、さらに調味料(砂糖大さじ1、しょうゆ・料理酒・みりん各100ml)を加えます。

チャーシュー04

水1000mlを注ぎ、強火で5分ほど加熱してひと煮立ちさせます。

  1. 豚バラを煮込み、冷蔵庫で寝かせる
チャーシュー06

煮立ったら弱火にし、蓋をして約60分煮込みます。途中で豚バラを裏返し、全体に火が通るようにします。

煮込み終わったら火を止め、鍋ごと常温で約60分置いて粗熱を取ります。その後、冷蔵庫で一晩寝かせます。

  1. 再度温める
チャーシュー07

翌日、鍋を冷蔵庫から取り出し、中火で5分ほど温めます。

  1. ソースを作る
チャーシュー08

煮汁を200mlほど取り分け、フライパンに移します。

砂糖大さじ1味の素を5振り加え、強火で約5分煮詰めてソースにします。

チャーシュー09

泡がカラメル色になったら火を止めます。

  1. 豚バラに仕上げの焼き目を付ける
チャーシュー10

豚バラをフライパンに移し、中火で約5分焼き、表面に香ばしい焼き目を付けます。

  1. 完成
チャーシュー

豚バラを食べやすく切って皿に盛り付け、仕上げにソースをかければ完成です!

 

調理時間:約40分(手を動かした時間)

待ち時間:約100分+一晩(手を動かした時間)

合計調理時間:約140分+一晩

光熱費の計算

調理にかかった光熱費を計算すると、

工程火力加熱時間光熱費
豚バラに焼き目を付ける中火5分約2.8円
調味料を加える強火5分約5.0円
豚バラを煮込み、冷蔵庫で寝かせる弱火60分約8.0円
再度温める中火5分約2.8円
ソースを作る強火5分約5.0円
豚バラに仕上げの焼き目を付ける中火5分約2.8円

光熱費合計:26.4円

1食当たりのコスト算出

合計コスト(5食分)

項目合計費用
材料費1,774.5
光熱費26.4円
合計1,800.9円

1食あたり:約360円

コスト評価

コスト評価:チャーシューの自炊はお得?

計算の結果、自作したチャーシューは 100gあたり約360円 でした。

一方で、スーパーで売られている出来合いの焼豚は 約314円(257〜333円)、ラーメン屋のテイクアウトでは 約382円(300〜470円) が平均的。さらにお取り寄せでブロック肉を買おうとすると、約676円(510〜766円) と一気に高級ラインに。

区分平均価格参考範囲備考
スーパー(出来合い)約314円257〜333円切り落としタイプ中心
お取り寄せ(ブロック)約676円510〜766円有名店やギフト用が多い
ラーメン屋テイクアウト約382円300〜470円店舗によって幅あり
自作チャーシュー360円(今回の実績)味付け・保存自由度あり


……つまり、自作チャーシューのコストは スーパーよりやや割高。でもラーメン屋のテイクアウトと比べれば 同じか少し安い、そしてお取り寄せ品と比べれば 圧倒的にお得 という結果になりました。

「え、自炊したほうが必ず安いんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際はスーパーの既製品と大きな差はなし
ただし自作の場合は 味付けの自由度や保存のしやすさ大きなメリットです。好きな濃さにしたり、大きめにカットしたり、アレンジ自在なのは手作りならでは。

結論としては、コスト的には“中間”だけれど、満足感やアレンジの幅を考えると自炊チャーシューは十分に価値あり! ということになりそうです。

時間と手間のかかり具合もチェック

チャーシュー作りは、手順そのものは難しくありませんが、やはり時間はかかります
実際にかかったのは「実働時間:約40分」「待ち時間:約100分+一晩」。とくに一晩寝かせる工程があるため、すぐに食べたい人には不向きです。

その一方で、時間をかけて仕込むからこそ肉は柔らかく味がしっかり染み込み、数日間保存できるのも利点。
つまり「即席には向かないけれど、週末に仕込んでおくごちそう」としては十分に価値がある一品といえます。

まとめ

外食と自炊、どう使い分ける?

今回の検証では、自作チャーシューのコストは スーパーより少し高め、ラーメン屋のテイクアウトよりはお得 という“中間”の結果になりました。
つまり「自炊すれば圧倒的に安い!」というわけではありません。

ではどう使い分けるのがよいのでしょうか?

  • 手軽さを重視したい日 → スーパーの出来合いやラーメン屋のテイクアウトが便利
  • 自分好みに楽しみたい日 → 味付けを変えたり厚切りにしたり、保存してアレンジできる自作がおすすめ

コストだけでなく、気分やこだわりに合わせて選ぶのが、チャーシューをもっと楽しむコツになりそうです。


このブログではこれからも、
「自炊したら本当にお得なの?」「外食や市販品と比べるとどう違うの?」といった疑問を、実際にコストを算出しながら検証していきます。

普段なにげなく食べている料理も、材料費光熱費を知ることで、選び方や楽しみ方がぐっと広がります。
節約を意識する方にも、アレンジを楽しみたい方にも、“納得して選べるごはん”のヒントをお届けしていきます。

次回もぜひお楽しみに!

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