手作りハンバーグのコストを徹底分析!
前回はレトルトとの比較をしましたが、今回はハンバーグをイチから手作りした場合のコストに焦点を当ててみたいと思います。
ハンバーグは使う肉の種類や配合、調味料によって味やコストが大きく変わります。そのため、今回は市販品との比較ではなく、調味料を含めた材料費と光熱費を含めたコスト算出にフォーカスしていきます。
さらに、今回は自家製ソースも作るので、調味料のコストがどの程度影響するのかも合わせてチェックしていきます
小ネタ:ハンバーグに合い挽き肉を使う理由
ハンバーグに合い挽き肉(牛肉+豚肉)を使うのには理由があります。
旨味と食感のバランス
- 旨味やコクが深まる:牛肉と豚肉のうまみが合わさり、より奥深い味わいに。
- 冷めても美味しい:豚肉の脂は融点が低く、冷めても口の中でほどよく溶ける。
- やわらかい食感に:牛100%だと硬くなりがちですが、豚肉を加えることで柔らかく仕上がります。
ひき肉の選び方
- 牛肉の割合が多いほど肉の味を楽しめる。
- 豚肉が多いと柔らかく、子どもやシニアにも食べやすい。
- しっかりした味わいが好きなら牛100%もアリ!
では、実際にハンバーグを作ったときのコストを見ていきましょう。
ハンバーグのコスト算出
使用した材料とその費用
ハンバーグの材料費
材料 | 分量 | 元の容量・価格 | 使用量の材料費 |
---|---|---|---|
合いびき肉(牛7:豚3) | 200g | 129円 / 100g | 258円 |
玉ねぎ | 7/8個 | 66円 / 1個(約190g) | 57.8円 |
にんにく | 3片 | 35円 / 1個(10片) | 10.5円 |
塩こしょう | 少々 (約0.5g) | 322円 / 250g | 0.6円 |
パン粉 | 大さじ3 (3g×3) | 130円 / 180g | 6.5円 |
牛乳 | 大さじ3 | 200円 / 1L | 9.0円 |
サラダ油 | 大さじ2 | 430円 / 1L | 12.9円 |
材料費(ハンバーグ)合計:355.3円
ソースの材料費
材料 | 分量 | 元の容量・価格 | 使用量の材料費 |
---|---|---|---|
玉ねぎ | 1/8個 | 66円 / 1個(約190g) | 8.3円 |
料理酒 | 大さじ1 | 268/ 1L | 4.0円 |
みりん | 大さじ1 | 417円 / 1L | 6.3円 |
砂糖 | 小さじ1 | 236円 / 1kg | 0.7円 |
しょうゆ | 大さじ2 | 301円 / 1L | 9.0円 |
おろしにんにく | 小さじ1 (5g) | 301円 / 175g | 8.6円 |
材料費(ソース)合計:36.9円
調理にかかった時間と光熱費
プロパンガスの費用も計算に入れます。
1時間あたりのガス代
- 弱火:約8円
- 中火:約34円
- 強火:約60円
(地域差や供給業者によって異なりますが、一般的な費用で計算しています。)
調理手順
- 玉ねぎを炒める(中火10分)

まずは玉ねぎをみじん切りにして炒めます。
大体きつね色になるまで火を通します。
- 食材を練ってハンバーグのタネを作る


ハンバーグの材料をボウルに入れて、粘り気が出るまで練ります。
そのあと中の空気を抜きながら形を整えます。
- ハンバーグに火を入れる(中火5分、弱火7分)

焼き色がつくまで中火で火を通します。
その後、フライパンに蓋をして弱火で7分蒸し焼きにします。
- ハンバーグのソースを作る(弱火で5分)

ハンバーグを蒸し焼きしている間、ソースを合わせておきます。

ハンバーグを焼き終わったフライパンを使って、ソースを煮詰めます。
お肉から出た油を使うことでソースにコクがでます。
- 完成

最後にお皿に盛りつけて完成!
加熱時間の合計
- 弱火 12分
- 中火 15分
合計調理時間:約45分
光熱費の計算
調理にかかった光熱費を計算すると、
加熱時間 | 火力 | 1時間当たりの費用 | 光熱費 |
---|---|---|---|
10分 | 中火 | 34円 | 約5.7円 |
5分 | 中火 | 34円 | 約2.8円 |
7分 | 弱火 | 8円 | 約0.9円 |
5分 | 弱火 | 8円 | 約0.7円 |
光熱費合計:10.1円
1食当たりのコスト算出
合計コスト(2食分)
項目 | 合計費用 |
---|---|
材料費(ハンバーグ) | 355.3円 |
材料費(ソース) | 36.9円 |
光熱費 | 10.1円 |
合計 | 402.3円 |
1食あたり:約201円
コスト評価
費用感
市販のハンバーグは価格がピンキリですが、200円で牛肉多めのハンバーグを食べられるならお得感があります。
また、ハンバーグは冷凍保存できるので、一度に多めに作っておけば食事の準備が楽になります。お弁当にもぴったり!
時間と手間の考慮
玉ねぎを炒めたり、タネを練ったりと下ごしらえがやや手間です。
でも、一度に多めに作って冷凍すれば時短効果も。
自分好みの味付けができるのが最大のメリット!
まとめ
手作りなら、お肉たっぷりで大満足!
今回の手作りハンバーグは、お肉をたっぷり使っているため、食べごたえも味のクオリティも抜群。市販品ではなかなか味わえない、ジューシーで本格的なハンバーグを自宅で楽しめるのが魅力です。自分好みに味付けできるので、より美味しく、満足度の高い一品になります。
まとめて作れば時短&便利!
ハンバーグはまとめて作って冷凍保存できるので、忙しい日でも簡単に美味しい食事が楽しめます。お弁当や夕食のメインとしても使いやすく、自炊のハードルを下げることにもつながります。節約しながら、手軽に美味しい食事を楽しめるのは手作りならではのメリットですね!
今後も、こうしたコスト算出を通して、より経済的で美味しい料理を研究していきたいと思います!
お楽しみに!
コメント