インゲンとしいたけのバター醤油炒めのコスト検証
夏の“旬”を楽しむごちそうレシピ
旬の野菜には、料理の味をぐっと引き立てる力があります。中でも今が食べごろのインゲンは、やわらかな甘みとシャキッとした歯ごたえが魅力。まさに今が、いちばん美味しく食べられるタイミングです。
このインゲンに、旨みたっぷりのしいたけを合わせて、バターと醤油で香ばしく仕上げたら、夏の食卓にぴったりの一皿に。シンプルな調理でも、旬の素材が主役になるだけで、特別感のある一品が完成します。
今回は、そんな季節の味わいを楽しめるレシピとともに、気になる料理のコストも詳しくご紹介。
「旬を味わうって、意外とおトクかも?」そんな発見があるかもしれません。
インゲンとしいたけのバター醤油炒めのコストを算出!
使用した材料とその費用
インゲンとしいたけのバター醤油炒めの材料費(2食分)
材料 | 分量 | 元の容量・価格 | 使用量の材料費 |
---|---|---|---|
インゲン豆 | 20本(約100g) | 748円 / 450g | 166.2円 |
しいたけ | 6本(約120g) | 698円 / 400g | 209.4円 |
バター | 10g | 299円 / 100g | 29.9円 |
しょうゆ | 小さじ2 | 301円 / 1L | 3.0円 |
塩 | 小さじ1+1つまみ(約6g) | 214円 / 250g | 5.1円 |
粗挽きこしょう | 2振り (約0.1g) | 517円 / 48g | 1.1円 |
水 | 500ml | 0.2円 /L(仮) | 0.1円 |
材料費合計:414.7円
調理にかかった時間と光熱費
プロパンガスの費用も計算に入れます。
1時間あたりのガス代
- 弱火:約8円
- 中火:約34円
- 強火:約60円
(地域差や供給業者によって異なりますが、一般的な費用で計算しています。)
調理手順
- インゲン豆を下茹でする

鍋に水と塩を小さじ1杯入れて沸騰させ、インゲンを下茹でします。
インゲンは火が通りにくく、少しアクもあるため、あらかじめ下茹ですることで仕上がりがぐっと美味しくなります。
※筋が気になる場合は、茹でる前に筋を取りましょう。
- 食材を炒める

フライパンにバター、塩ひとつまみを入れて中火で加熱し、溶けてきたら下茹でしたインゲンとカットしたしいたけを加えます。具材全体に油が回るように、約5分ほど炒めましょう。
- しょうゆを絡める

しいたけに火が通ったら、フライパンにしょうゆを加え、中火のままさらに1分ほど炒めます。香ばしい香りが立ってきたらOKです。
- 完成

お皿に盛りつけて完成です!
合計調理時間:約20分
光熱費の計算
調理にかかった光熱費を計算すると、
工程 | 火力 | 加熱時間 | 光熱費 |
---|---|---|---|
水を沸騰させる | 強火 | 5分 | 約5.0円 |
インゲンを下茹でする | 中火 | 2分 | 約1.1円 |
バターを温めて溶かす | 中火 | 1分 | 約0.6円 |
食材を炒める | 中火 | 5分 | 約2.8円 |
しょうゆを絡める | 中火 | 1分 | 約0.6円 |
光熱費合計:10.1円
1食当たりのコスト算出
合計コスト(2食分)
項目 | 合計費用 |
---|---|
材料費 | 414.7円 |
光熱費 | 10.1円 |
合計 | 424.8円 |
1食あたり:約212円
コスト評価
コスト評価:インゲンとしいたけのバター醤油炒めはお得?
副菜としては“ちょっと贅沢”、でもしっかり満足できる価値あり
1食あたり約212円というコストは、副菜として考えると少し贅沢に感じるかもしれません。
例えば、一般的な副菜(ひじきの煮物、きんぴらごぼう、ほうれん草のおひたしなど)の自炊コストは1食あたり80〜150円程度が目安です。
それに比べると今回のレシピは、ややコストが高めです。
しかし、味・香り・食べごたえという観点では、「ごちそう感のある副菜」として抜群の存在感があります。
特に、しいたけの旨み×バター醤油の香ばしさが加わることで、満足度はかなり高め。ご飯のおかずとしてはもちろん、メインがシンプルな日の“もう一品”としても、しっかり役立ってくれます。
惣菜を買った場合と比べてみると?
もし同じような「インゲンときのこの炒めもの」をスーパーやデパ地下で惣菜として購入した場合、価格帯は以下のようになります:
惣菜タイプ | 価格帯(1パック) |
---|---|
スーパーのお惣菜(小パック) | 約250〜350円 |
デパ地下や自然派食品店など | 約400〜500円以上 |
※内容量は100g〜150g程度。今回のレシピとほぼ同等または少なめです。
つまり、同じ量・内容であれば、自炊なら100〜300円ほど安く済むことになります。
時間と手間のかかり具合もチェック
「インゲンとしいたけのバター醤油炒め」は、下ごしらえから盛りつけまで約15〜20分ほど。
工程はシンプルですが、茹で用の鍋やざる、炒め用のフライパンなど、複数の道具を使うため、一般的な副菜と比べるとやや手間はある部類かもしれません。
とはいえ、
- インゲンの筋取り(省略も可能)
- 塩ゆでしてざるにあげる
- しいたけをカットし、フライパンで炒める
- 仕上げに醤油を絡めて完成
という流れは、慣れてしまえばスムーズにこなせる程度の手軽さ。
また、茹で時間も短く、野菜を炒めるだけの調理なので、忙しい日でも取り入れやすいレシピです。
まとめ
旬を味わう、ちょっと贅沢な副菜
インゲンとしいたけのバター醤油炒めは、1食あたり約212円。
副菜としてはやや高めですが、旬の食材をふんだんに使った“ごちそう感”のある一品として考えれば、十分満足できる内容です。
下茹でや炒めなど、多少の工程はあるものの、調理の流れはシンプル。
15〜20分ほどで作れるので、平日の夕食にも十分取り入れやすいレシピです。
さらに、スーパーやデパ地下で似たお惣菜を買うよりも、自炊すれば100〜300円ほど節約できるのも嬉しいところ。
冷蔵保存もできるので、翌日の副菜やお弁当のおかずとしても活躍してくれます。
ほんのひと手間かけるだけで、香ばしい香りと旬の味わいが広がる——
そんな満足度の高い副菜を、ぜひこの夏の食卓に取り入れてみてください。
このブログではこれからも、
「これっていくらかかるの?」をちゃんと確かめながら、季節のごはんや定番おかずのコストを検証していきます。
なんとなく作っていた料理も、材料費や光熱費を知ることで、もっと納得感のある“おいしい選択”に。
節約したいときも、ちょっと贅沢したいときも、自炊をもっと楽しめるヒントをお届けしていきます。
次回もどうぞお楽しみに!
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