なすとベーコンのトマトパスタのコスト検証
最近、お米の価格が高止まりしていて、「前より高くなったなぁ…」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな今、頼れるのがパスタ。乾麺は比較的価格が安定していて、保存もしやすく、家計にやさしい主食の代替として注目されています。
今回は、定番中の定番「なすとベーコンのトマトパスタ」を実際に作ってみて、材料費や光熱費などを含めた1食あたりのコストを検証してみました!
やっぱり王道!トマトパスタを作ろう!
トマトソースのパスタといえば、誰もが一度は食べたことのある定番メニューですよね。
中でも私のおすすめ具材は「なす」!
トマトの酸味となすのまろやかさ、そしてベーコンの旨みが合わさると、もう最高のハーモニーです。
なすは今が旬で手ごろな価格。ベーコンも少量でしっかりコクが出せるので、節約レシピにもぴったりです。
なすとベーコンのトマトパスタのコストを算出!
使用した材料とその費用
なすとベーコンのトマトパスタの材料費(2食分)
材料 | 分量 | 元の容量・価格 | 使用量の材料費 |
---|---|---|---|
乾燥パスタ (1.6mm) | 200g | 238円 / 500g | 95.2円 |
なす | 2本 | 198円 / 3本 | 132.0円 |
ベーコン | 1パック (ハーフ4枚) | 168円 / 3パック | 56.0円 |
トマト (パック) | 1箱 (388g) | 218円 / 1パック | 218.0円 |
玉ねぎ | 1/2個 | 71.3円 / 1個 | 35.7円 |
オリーブオイル | 大さじ2 (約27.6g) | 862円 / 228g | 104.3円 |
にんにく | 1片 | 35円 / 1個(10片) | 3.5円 |
砂糖 | 小さじ2 (約6g) | 236円 / 1kg | 1.4円 |
顆粒コンソメ | 大さじ1 (約7.9g) | 171円 / 50g | 27.0円 |
塩 | 小さじ2 (約10g) | 214円 / 250g | 8.4円 |
水 | 1500ml | 0.2円/L(仮) | 0.3円 |
材料費合計:681.8円
調理にかかった時間と光熱費
プロパンガスの費用も計算に入れます。
1時間あたりのガス代
- 弱火:約8円
- 中火:約34円
- 強火:約60円
(地域差や供給業者によって異なりますが、一般的な費用で計算しています。)
調理手順
- 食材を切る

なす、たまねぎ、ベーコン、にんにくを切っておく。
なすは皮をしま模様にむいて一口サイズに切り、水にさらしてアク抜きします。
- にんにくの香りを引き出す

フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でにんにくをじっくり炒めます(約5分)。
このひと手間で、ソース全体の香りとコクがぐっと深まります。
- 食材を炒める

にんにくの香りが立ったら、なす・玉ねぎ・ベーコンを加えて中火で炒めます(約5分)。

トマト、砂糖、コンソメ、塩(小さじ1)を加え、弱火で10分ほど煮込みます。
トマトをじっくり煮ることで甘みとコクが引き出され、まろやかな味に仕上がります。
※砂糖とコンソメは、トマトの酸味を和らげてバランスの良い味にしてくれます。
- パスタを茹でてソースと絡める
トマトに火を入れている間に、小さじ1杯入れた水でパスタを茹でておきます。(強火5分、中火5分)
(パッケージの表示時間より2分ほど早めに湯切りするのがポイント。)

茹で終わったパスタをフライパンに入れて、ソースと絡めます(中火で約3分)
- 完成

お皿に盛りつけて完成です!
合計調理時間:約30分
光熱費の計算
調理にかかった光熱費を計算すると、
工程 | 火力 | 加熱時間 | 光熱費 |
---|---|---|---|
にんにく炒め | 弱火 | 5分 | 約0.7円 |
野菜とベーコン炒め | 中火 | 5分 | 約2.8円 |
トマト煮込み | 弱火 | 10分 | 約1.4円 |
水を沸騰させる | 強火 | 5分 | 約5.0円 |
パスタを茹でる | 中火 | 5分 | 約2.8円 |
ソースと絡める | 中火 | 3分 | 約1.7円 |
光熱費合計:13.4円
1食当たりのコスト算出
合計コスト(2食分)
項目 | 合計費用 |
---|---|
材料費 | 681.8円 |
光熱費 | 13.4円 |
合計 | 695.2円 |
1食あたり:約348円
コスト評価
コスト面の評価:手作りパスタの費用感
今回作った「なすとベーコンのトマトパスタ」の1食あたりのコストは約348円でした。
節約メニューのつもりで作ってみたものの、実際は思っていたより少し高めという印象です。
参考までに、他の選択肢と比べてみましょう:
メニュー例 | 価格(1食あたり) | コメント |
---|---|---|
今回の手作りパスタ | 約348円 | 具だくさん&手作りの味 |
市販冷凍パスタ | 約250〜300円 | チンするだけで簡単、味はややあっさり |
パウチのトマトソース+乾麺 | 約200〜250円 | 安価で手軽だが、具材は自分で追加が必要 |
ファミレスのパスタ | 約800〜1,000円 | 味は安定しているが、やや割高 |
レストランのパスタ | 約1,200〜1,800円 | 味も雰囲気も本格派、特別感はあるが高価格帯 |
こうして比べると、手作りパスタは味・ボリュームのわりにコストが抑えられているといえます。
特に、「具材たっぷり」「食べ応えのある味」を重視したい方にはぴったりです。
時間と手間のかかり具合もチェック
今回の「なすとベーコンのトマトパスタ」は、材料を切るところから完成まで、約30分ほど。
平日夜の自炊としては、少しゆとりがある日なら十分こなせる範囲です。
冷凍パスタやレトルトのソースなら、電子レンジで数分〜10分以内に食べられるので、圧倒的に時短ではあります。
でも、その代わりに具材のボリュームや味の自由度はどうしても制限されますよね。
一方、自分で作るこのパスタは、旬のなすをたっぷり使えて、味つけの調整も思いのまま。
切る・炒める・煮るといった工程はあるものの、どれも難しい作業ではなく、調理の途中で洗い物を済ませておけば後片づけもラク。
「すぐ食べたい!」というときには市販品が便利ですが、「ちょっとだけ手をかけて満足感のある夕飯にしたい」と思った日には、このパスタはちょうどいい選択肢になってくれるはずです。
まとめ
平日でも作れる、ちょっと贅沢なごほうびごはん
お米の価格が上がっている今、パスタはコスパのいい主食として心強い味方。
今回の「なすとベーコンのトマトパスタ」は、1食あたり約341円と少し贅沢な印象はあるものの、外食やテイクアウトに比べればかなりリーズナブルです。
具だくさんで満足感もあり、味も手作りならではの深みが出て、冷凍パスタや市販ソースではちょっと物足りない人にぴったりの一皿。
しかも30分あれば作れるので、「手軽にしっかり美味しいものが食べたい」平日の夜にもおすすめです。
これからも、このブログでは「無理なく続けられる節約ごはん」をテーマに、美味しくてちょっと気分が上がるレシピを紹介していきます。
お楽しみに!
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